映画「アメリカンスナイパー」|感想







目次

作品概要

アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ。

アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめる。
メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド。

『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが主演を務め、プロデューサーとしても名を連ねている。戦争とは何かを問うテーマに加え、壮絶な戦闘描写も見もの。

シネマトゥデイ

この作品のココが見どころ

壮絶ながら実話を基にした作品という事実

クリス・カイルという史上最強と呼ばれるスナイパーの方を描いた事実を基にした作品。

イラク戦争という記憶に新しい戦場での出来事を描く。

スナイパーという職業は戦場内でも異質である。
突入する歩兵をサポートするため後衛として陣取り、前衛をサポートする。

が、いざ戦争となると人員が膨大に必要になり、歩兵の熟練度も低くなり守りきれないことが非常に多くなる。

そこで、彼は前衛に合流し指揮を取る選択肢を選ぶ。

只でさえ危険極まりない戦場で、スナイパーが前衛として突入部隊に交じるということ。
そのような緊迫した環境下に4年も身を起き続けた偉人の話である。

クリント・イーストウッド作品

上記のような偉人を、映画界の巨匠クリント・イーストウッドが繊細に描く。

クリント・イーストウッドは2015年現在、御年84歳である。

巨匠である彼の遺作になってしまうのか…。とココ数年の作品を見させられている。

非常に繊細・ヒューマニズムに描かれた作品。

総評

日本という国に足を据えていると、どうしても戦争ということがアンリアルに感じてしまう。

それ自体は素晴らしいことではあるが、常に大小はあれど世界のどこかで戦争が起こっている。

戦争は勝ち負けなど問わず、関わったもの全てのものに大きな傷跡を残す。

クリス・カイルという偉人の心にも大きなトラウマを残し、彼の生涯を終えた原因も心を傷めた元軍人の相談に乗るため射撃場に行った際、救おうとした元軍人の兇弾によってであった。

日本という安全な国だからこそ、今一度現実として起こったことであるということと、戦争は出来る限り回避しなくてはならないと再認識させてくれる作品である。

満足度:4.6 / 5.0

原作・クリス・カイルという人物とは

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