現在、社内ではAppleのTimeCapsuleをルータ 兼 簡易のNASとして利用しています。
ルータとしての品質も悪くなく、簡易的なファイルの受け渡しはこれ1台でこなせるので便利に利用しています。
Macはもちろん、Windowsでもsmb接続が出来るので特に困っていなかったのですが、Ubuntuにマシンを変えた際、接続が出来なくて困ったので調べてまとめました。
目次
実行環境
- Ubuntu 15.10
- APPLE AirMac Time Capsule – 2TB ME177J/A
UbuntuでTimeCapsuleに接続する方法
基本はTimeCapsuleの領域をマウントして利用します。
ですので、下記コマンドを順に実行してマウントを実施します。
# マウント領域ディレクトリを作成する(名前は任意) $ sudo mkdir /media/timecapsule # cifsがデフォルトでは入っていないのでインストール。 $ sudo apt-get install cifs-utils -y # マウントを実行 $ sudo mount -t cifs //[IP]/[DIR] -o username=[username],password=[password],sec=ntlm /media/timecapsule
気を付けるところは、CIFSがインストールされていないと認証エラーが出てしまうという点と、マウントコマンドがUbuntuのバージョンによって異なるという点です。
そこさえ気をつければ大した問題はないと思います。
Tips. 起動時にマウントする方法
毎回上記コマンドをコンソールで実行するのは大変です。
よって、簡略化してしまおう。というものです。
やることは簡単です。
接続コマンドをシェルファイル化してしまうというだけ。
#!/bin/sh $ sudo mount -t cifs //[IP]/[DIR] -o username=[username],password=[password],sec=ntlm /media/timecapsule
これだけです。
このファイルを自動起動するアプリケーションより実行させるようにすれば、起動時にマウント処理を行うことが出来ます。
もし気持ちが悪い場合は、シェルファイル内で接続確認を行なった後、マウントするように記述変更を行えばよいでしょう。
まとめ
これで、Windows/Mac/Linuxどの環境でもTimeCapsuleにアクセスできるようになりました。
VPNでTimeCapsuleにアクセス出来るようにしていれば、どこからでも、どんな環境でも気軽に複数人とファイルの交換が行えるようになります。
いちいちオンラインのファイルストレージサービスにアップロードしてファイル交換するより、はるかに手軽にファイルの共有が行えるので、ぜひ活用していきましょう。
また、個人のデバイス間や限られた人との共有ならば、オンラインストレージサービス「Copy」がおすすめです。