目次
背景
Ubuntu15.10では、デフォルトでワークスペースが無効になっています。
しかし、昔からUbuntuなどを使っている私としては、ワークスペースは便利なので有効にして利用しています。
しかし、そこでひとつ問題が出てきます。
デフォルトでは「Alt+Tab」のアプリケーションスウィッチ機能はワークスペース内のアプリケーションしか候補に上がってこないのです。
つまり
- ワークスペース1:Chrome/Slack
- ワークスペース2:Trello
- ワークスペース3:Atom
- ワークスペース4:Libre Office
などで運用している場合、ワークスペース1で「Alt+Tab」を入力してもTrelloにスムーズに遷移出来ないのです。
解決方法
デフォルトでは「Shift + Alt + Tab」ですべてのワークスペースのアプリケーション遷移を行うことが出来ます。
この挙動を「Alt + Tab」に再マッピングしてやることで、すべてのワークスペースを「Alt + Tab」で行き来できるようになります。
1.CompizManagerのインストール
$ sudo apt-get install -y compizconfig-settings-manager $ sudo apt-get install -y compiz-plugins
2.CCSM(設定ファイル変更ツール)の起動
$ ccsm
3.設定の変更
- CCSMが立ち上がったら、デスクトップカテゴリの中から「Ubuntu Unity Plugin」を探してクリックします。
- 「Switcherタブ」→「Key to start the Switcher for all viewports」のキーバインドを「Alt + Tab」に変更。
もともと、Alt+Tabがバインドされていた同ワークスペースでの切り替えは必要であれば別キーに割り当てましょう。
私は使わないので無効にしています。
以上で「Alt + Tab」ですべてのワークスペースのアプリケーション切り替えが出来るようになります。
Ubuntu 12.04時代から変わらない方法なので、Unityで動いているうちは有効な方法ではないでしょうか。